調律・修理
ピアノ調律

 ピアノを正確で美しい音色で演奏するためには不可欠な作業です。調律していないと不響な唸りが増えてにごった響きになってきます。また、音だけではなくスムーズな弾き心地(タッチ)を得るために、ピアノの内部の機構(アクション)の調整も行います。正しい音で練習しないと耳が狂った音で覚えて音痴になってしまい正しい音程が身につきませんので定期的な調律をお勧めします。

アップライト 出張費込み、乾燥剤サービス ¥12,600
グランド 出張費込み、乾燥剤サービス ¥14,700

 前回の調律から年数が空いている場合や、何かピアノに不具合のある時には無料の見積もりにお伺いします。お気軽にご相談ください。

ピアノ修理

 ピアノの内部は精密機械のように細かい部品がたくさん動いていますが、消耗する部品もありますし湿気などで故障することもあります。よくある修理の例を参考に挙げてみますので、参考になさってください。(基本的にアップライトもグランドも共通の料金になります。)

* 湿気の故障

 アクションや鍵盤の可動部分が湿気を含んで硬くなり、動きが悪くなることです。ピアノに一番多い故障といえます。なお、軽度の故障であればサービスで修理を実施しています。

アクション部センターピン交換 各 ¥15,750
鍵盤ブッシングクロス交換 各 ¥15,750
 国産K社のピアノは可動部分にプラスチックの部品が使われているので湿気に弱い傾向にあります。これは木製の部品に交換すれば解決します。
木製バットフレンジ交換 ¥26,250

 湿気が原因ではないのですが、Y社製のピアノは経年変化で(20〜30年くらい)劣化して切れてしまう部品があり、この場合も音が出にくい、連打が効かない、といった症状が出ます。劣化しない新しい部品に換えれば解決します。

バットフレンジコード交換 ¥15,750
* 断線修理(弦が切れた)

 ピアノの弦は消耗品です。鋼鉄でできていますが、金属疲労やその他の理由で切れることもあります。簡単に張り替えることができますが、低音弦は特注になるため中・高音の弦に比べて金額が少し高くなります。

中・高音弦張替え    一本
           二本目からは一本につき
¥2,100
¥525
低音弦張替え       一本 
           二本目からは一本につき
¥3,150
¥1,575

 新しく張った弦は非常に伸びやすくすぐに音が下がりますから、1〜2週間後に再度張った弦を調律することが必要になりますが、それまで含めての料金になります。

* 音質の調整(音がモコモコする。またはキンキンする。)

 意外に知られていませんが、音質はある程度調整で変えることが可能です。硬すぎる音をまろやかにしたり、逆にやわらかすぎる音をシャープにすることができます。硬すぎるハンマーは専用の針で刺してほぐしてやわらかくしたり、硬化剤を使って硬くしたりします。ハンマーが消耗してくると一音一音の音質がばらついてきますが、それも整音できれいにそろえられます。

ハンマーファイリング・整音 ¥5,250
 ただまれに、ハンマーが消耗しすぎている場合(ハンマーの先端がつぶれすぎている場合)は調整不能なこともあります。その時はハンマー交換になります。(オーバーホールのページを参照)
* タッチの調整(弾き心地が重過ぎる、または軽すぎるなど)

 音質と同じようにタッチも自分の好みに合わせて変えることができます。ご自宅のピアノと教室のピアノのタッチが違う、と思うときはお気軽にお申し付けください。重く、または軽くタッチを変更して教室のピアノやホールのピアノに近づけることができます。
 全体的にアクションの調整が大きく狂っていてる際には下記料金で実施していますが、ピアノ自体に問題がなく簡単な調整で変えられる場合はサービスで作業しますのでお気軽にお申し付けください

タッチ変更 ¥3,150

 湿気が原因で動きが重くなっている場合は、湿気の故障の修理が必要になります。

* 雑音修理(何かが共鳴して雑音がする。ぺダルがギシギシするなど。)

 雑音はいろんな原因がありますが調整だけで直ることがほとんどなので、たいていはサービスで直せます。しかしまれに響鳴板の割れや響棒の接着のはがれなどの理由があり修理が必要なときもあります。実際に見てみないと分からないことが多いので、お気軽にご相談ください。

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