当社のピアノ調律の特徴

個人経営のピアノ調律師の利点を生かし、親切・丁寧・値段以上の仕事を心がけております。
以下に挙げてあるのは、どのお宅でも必ず実施しているサービスです。

正しい音に調律するのはもちろんですが、実はその他にもピアノを良い状態で維持するためにやらなければいけないことがたくさんあります。

ぜひご覧になって、他社のサービスと比べてみてください。

1.ピアノ内部の清掃

 ピアノの内部には意外にゴミやホコリがたくさん溜まってしまうものです。 犬やネコを飼っているお家では、その動物の抜けた毛が空気中に飛んでピアノの中に入ってしまったりします。 主にピアノの鍵盤の下に溜まったホコリや動物の毛は、湿気が溜まりやすくなるだけでなく、大事なフェルトの部品を食べる虫が沸く原因にもなります。 
 当社では調律の度に毎年ピアノの内部の掃除機がけを実施しています。 これはアクションや鍵盤も全て取り外して、チューニングピン周辺から鍵盤下の棚やペダルが吐いている底板まで細かく行います。 これにより湿気の故障やフェルトを食べる虫の被害が未然に防げるだけでなく、ダニやハウスダストなどもなくなるためとても衛生的です。
 また、鍵盤を外すことによって初めて、鍵盤がささっている支点のピンや手前のガイドしているピンに潤滑剤をさすことが可能になります。 この作業を毎年しないと、鍵盤が上がらなくなったりする故障が出やすくなります。(掃除しない調律師はこのような大事な作業も省いているということになります。)

 というわけで、時間がかかるので面倒がって掃除をしない調律師が多いですが、ピアノ全体を長く良い状態に保っていくために内部清掃は必須です。

 (写真は調律の後にピアノ内部の掃除機がけをしていたところ、「僕もやりたい」と手伝ってくれたかわいい男の子です。 この時点ではアクションはついていますが、鍵盤を外して左手に掃除機、右手にハケを持ってまさにこのように行います。)

2.外装の金属磨き

 ピアノには弦やペダルや蝶番など、金属部品がたくさん使われています。 当然ですがその金属も時経つうちにサビてきます。 サビを放置してしまうと弦が切れてしまったり鍵盤の動きが悪くなったり腐食してボロボロになってきたりします。 

 まず、弦のサビをチェックして磨くのは必須です。 弦は金属がむき出しで塗装でコーティングされていないため、1年でもうっすら錆びてきます。 何年も磨いていない弦は真っ黒に錆びてガリガリに変形していることすらあります。 これを放置すると綺麗な音で弦が鳴らなくなるだけでなく切れやすくなるので、注意して毎年磨いてあげることが肝要です。

 右の写真は右半分の3音(3本ひと組で一音なので9本)が磨き前の錆びた弦。 左半分の3音が磨いてピカピカに輝いた弦です。

 また外装の金属部品、例えばペダルや蝶番やネジ類などは少しくらい錆びても音に影響はないのですが、ひどくなるとネジなどが腐食して締まらなくなるとか雑音が直らなくなるといった症状が出てきます。 
 それに音には直接関係はないのですが、ペダルがキレイに磨かれるとピアノの外観が輝いた印象になり、とってもお客様に喜ばれます。 ピアノを使う側からしても、錆びて汚れたピアノで練習するより綺麗なピアノで弾く方が気持ちがいいですよね☆

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3.その他のサービス

 調律・修理のページにも書きましたが、ピアノのタッチ(弾き心地)の調整や音質の好みの調整、また湿気の故障の修理など、できるだけお客様に満足していただけるサービスを心がけております。 ご自分のピアノに満足のいかない点や、何となく不満に感じていることや注文がありましたら、どうぞお気軽にお申し付けください。 できる限りご希望に添えるように尽力していきたいと思っています。

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