ピアノは寿命が長く、古いものでも消耗部品の交換や塗装を施せば、音も外見も新品同様、またはそれ以上によみがえります。かえって古いピアノは今の新品のピアノよりも良い材料を使っていることが多く、音も耐久性も新品より優れているものがたくさんあります。
古いから新品に買い換えなきゃ・・・と思う前に、ぜひお手持ちのピアノの価値を再確認してみてください。思い出のピアノを処分するより、直してあげてまた新たな音楽の思い出を一緒につくっていってください。
修理の費用は、実施する作業箇所や使用する部品によって変わりますから、お気軽に無料のお見積もりをお申し付けください。
オーバーホールと言ってもピアノによって様々な修理が必要になってきます。、以下に代表的な修理の詳細と料金を挙げておきますので参考になさってください。
* 写真は、おばあさまの思い出のピアノをオーバーホール・全塗装したつくば市のYさん親子
ピアノの弦を直接たたいているハンマーは、ピアノの内部の消耗部品の代表です。軽度の消耗ならばファイリング(調律・修理の項を参照)などで調整できますが、長年使って消耗したハンマーはハンマーの先端に弦の溝がついてきて、音質が極度に硬くなったり音量を十分に出せなくなってきます。
ハンマーを新品に交換すると、音に厚みと深みが増し、芯のある華やかな音になります。
ドイツ製レンナーハンマーに交換 |
アップライト
グランド |
¥105,000
¥147,000 |
イギリス製ロイヤルジョージハンマーに交換 |
アップライト
グランド |
¥94,500
¥136,500 |
ハンマー交換
(国産ハンマー使用) |
アップライト
グランド |
¥84,000
¥126,000 |
国産の普通のピアノでも外国製の上質なハンマーを付けると音色が格段に良くなります。世界的な銘器スタインウェイにも使われているドイツのレンナー社のハンマーを付けると、包み込むように重厚な迫力のある音に、イギリス製のロイヤルジョージハンマーは華やかな明るい音に変わります。
ギターやバイオリンの弦と同じで、ピアノの弦にも寿命があります。30年くらい経って消耗してきた弦は、音量が低下し音の鳴らなくなってきます。高音弦からだんだん伸びがなくなり、鍵盤を押さえたままにして音を伸ばしてもすぐに消えてしまうようになります。最高音部の音の減衰が早くなったら弦の寿命です。
弦を新品に換えると、音量もよみがえりよく伸びるようになり、楽器全体がよく鳴るようになります。
弦・チューニングピン
全交換 |
アップライト
グランド |
¥178,500
¥210,000 |
ハンマーと同じように、弦も国産弦からドイツ製の弦に換えると同じ国産のピアノとは思えない鳴りになります。弦はドイツのレスロー社製のものがおすすめです。
弦・ピン全交換
(レスローワイヤー使用) |
アップライト
グランド |
¥199,500
¥231,000 |
鍵盤から指を離したときに音がパッと止まるのは、弦を押さえてミュートしているダンパーといわれるフェルトのおかげです。このフェルトがへたってくると、音がすっきり止まらなかったり残響音がが出たりします。フェルトを新品に貼り換えると手を離すと同時に音が消え、濁りのない音になります。
ダンパーフェルト貼り替え |
アップライト
グランド |
¥26,250
¥36,750 |
ブライドルテープ交換 |
¥5,250 |
ダンパーレバークロス交換 |
¥10,500 |
白鍵アクリライト貼り換え |
¥31,500 |
キーパンチング交換(フロント)
(バランス) |
¥8,400
¥5,250 |
マフラーフェルト交換 |
¥5,250 |
キーブッシング交換(フロント・バランス共) |
¥15,750 |
ハンマーバット交換 |
¥42,000 |
ダンパーヘッド交換 |
¥31,500 |
ウイペン交換 |
¥94,500 |
バランス・フロントピン交換 |
¥15,750 |
チューニングピン・弦磨き |
¥5,250 |
ウイペンヒールクロス交換 |
¥14,700 |
黒檀黒鍵交換 |
¥31,500 |
その他、様々な症状に対応した修理をいたします。症状の程度によって予算が変わる修理もありますので(共鳴板の割れや接着のはがれなど)お気軽に無料のお見積もりをお申し付けください。